【技術部門】金川 遼太

金川遼太
Ryota Kanagawa

2015年入社
技術部門

入社のきっかけを教えてください。

1つのモーターでいろいろな駆動を動かす機構がすごく面白いと思い、自分で設計してみたくて選んだのが決め手でした。
工場見学で製品をいろいろ見たときに、1つのモーターだけでそれ以外サーボ等を使わずに上下左右、回転、いろんな動きをしているのがとても興味深かったです。
大学では磁石等の材料を勉強していたので、学校での勉強とは違う分野になりました。しかし特に不都合があったというわけではなく、入ってからいろんな方に教えていただいたりして続けてこられました。

研修時や配属後の雰囲気は?

研修時の雰囲気は、自由にやらせてもらえるところはありました。しかし危険な作業に関することは厳しく言われたりして、基礎を学ぶことができました。

関わっているプロジェクトと仕事について

今やっているプロジェクトはボトルネッカーというアルミの蓋を閉められるタイプの缶を作る機械をやっています。この機会は金型が56個とかなり多いので、ひとつひとつの調整であったり、それぞれの役割を覚えたり、どう調整したらどう動くかというのを覚えるところが一番厳しかったです。
でも逆にそれを覚えてしまうとどうすればお客様の要望に沿える形状ができるかが見えてきてある程度自由に扱えるようになってきました。

面白いと感じるところや、成長を感じた瞬間は?

1番のやりがいは、自分で作った製品であるアルミ缶実際に市場に出回っているのが目に見え、自分でもそれを買って実感することができるというところが1番面白いと思います。

特に苦労したものが無事出回っていたりすると、良かったなと思う反面、ちょっと苦い記憶が蘇ったりもしてしまいますが、自分で作ったものが目に見える形で市場に出ているというのがいちばんのモチベーションになりますし、1番面白いところです。

1日の流れを教えてください。

一日の流れは、まず毎朝エナジードリンクを飲んでからスタートしています。
そのエナジードリンクのボトル缶が、私が設計して作った機械でできているので、ある意味で売り上げに貢献しているという感じで、気合を入れて仕事を始めています。

それから朝礼後に、設計業務としてCADを操作したり、あるいは作った試験機を動かすために現場に出て実際に組み立てをしたり試運転をしたりということをしています。
基本開発の仕事なので定形の仕事があるというよりは案件の進み具合によってデスクワークと現場を往復したり現場につきっきりになったり日々変わっているという形なので、毎日新しい刺激があって非常に楽しいと思っています。

残業は遅いときだと大体4時間くらいで早い時は1~2時間くらいです。
開発しているものが出荷前だったり佳境に差し掛かっている時であったり、あとは出した機械が何か問題を起こしたというときには長くなる傾向にあります。

失敗したこと、その時の周りからのフォローは?

失敗談ですが、回転方向を勘違いして本来意図する方向と逆側に回るように設計してしまったということがありました。

その時は組み立ての方が組みかえて対応できるということで、大変なところでしたけど組みかえていただいてことなきを得ました。
学びとしては軸の回転方向ひとつ勘違いしただけで機械が全く違う動きをしてしまうので、そこを絶対に間違えないように印をつけたり何回も自分で確認することが重要であると感じました。

今後やっていきたい目標は?

今後やってみたいことは、今までやっていた成型の技術が他の分野にも適用できない、限界がどこなのかを知りたいのでそういったことの挑戦できる分野に参入したいです。

例えば今いちばん需要が高まっているものとしては電気自動車やバッテリーなので、アルミではなく鉄でどういうふうになるのか、あるいは別の素材でどうなるのか、どういったことができるかというのをチャレンジしていきたいなと思っています。

会社に改善してもらいたいことは?

あまり思いつかないですが…。
食堂が遠いというのがあります。歩いて5分くらいかかるので、運動として歩いて行くのは良いのですが雨の日とかは歩いて行くのがつらいのでもう少し近くに作ってくれればありがたいなと思います。

休日の過ごし方は?

冬になると会社の同期や後輩とスキーに行ったり、バイクでツーリングに行ったりと楽しんでいます。
静岡という土地柄雪は降らないのでスキーをするには足を伸ばさなければならないですが、バイクで走るにはすごく道が良く景色も良いので、同じところに行っても毎回それぞれ違う表情が見られて面白いです。逆に雨が降るときには一日中家で寝転んでいたりゲームをしたりしています。

学生の方・入社を迷っている方へ

ある意味でいろいろと自由で、自分の裁量で仕事ができるような会社で、自分でこういうことをやってみたいという熱意があれば非常に良く仕事ができると思います。
そういう方に来ていただいて新たな開発をしたり新たな業界に切り込んでいくということができたらいいかなと思います。